型番 TRCD-10129
価格 ¥2,800+税
発売日 2012年09月26日
航行中、トラブルにより座礁してしまった豪華客船。船底のエンジンルームに閉じ込められた日本人客4名。
自信家でリーダー的な存在の若手社長。飄々とし物腰が柔らかいが皮肉屋の旅行随筆家。どんな時でも落ち着いた対応をする会社会長。
果たして、あなたとオジサマたちは無事脱出することができるのか!? そして、極限状態で芽生える恋の行方は!?
[本編ディスク]
1. プロローグ
2. 脱出せよ!
3. 対立
4. シャボン玉
5. 彷徨
6. 告白
7. オジサマ
[Sweet Time Disc -anémone-]
ダミーヘッドマイクで収録した各キャラクターとのショートストーリーと、メインキャストによるフリートークを収録
社長
郷田紀之
声:東地宏樹
会社会長
村西賢一
声:石塚運昇
旅行随筆家
甘利京介
声:江原正士
内容 : 本編CD/Sweet Time Disc -anémone-
型番 TRCD-10129
TRCD-10129d
価格 ¥2,800+税
発売日2012年09月26日
装釘 : ヤマシタコウジ描き下ろし三方背ケース
内容 : 本編CD/Sweet Time Disc -anémone-
ミニ画集
ヤマシタコウジ描き下ろしイラストを含む、CDサイズのミニ画集
収納BOX
4~6巻+ミニ画集を収納できる三方背特装ボックス
写真左から) 石塚運昇さん・東地宏樹さん・江原正士さん
■西村賢一役・石塚運昇さん(以下 石塚)
3人でいっしょに演じたドラマのほうはふつうにおもしろく芝居ができたのですが、ひとりで収録したダミーヘッドマイクのシチュエーションドラマが本当に恥ずかしくって……(笑 あんな近距離で言ったことがないセリフばかりで、本当に照れちゃいましたね。 暗いところで女性とふたりきりで言うならまだしも、みんなに見られながらあのマイク相手に収録したのでハードルが高かった(笑 囁きのセリフがくすぐったくて、もう……聴いている方はどうなんですかね? お楽しみ頂いているのか、それとも笑われているのか(笑 もう、存分に笑ってください……!
■甘利京介役・江原正士さん(以下 江原)
お話を頂いたとき、『オジサマ専科』ではなく、『オジン専科』だと勘違いしていて……ちゃんと“サマ”がついていたのでホッとしました(笑 台本を読ませて頂いたとき、とても真面目なストーリーですし、出演者もよく洋画の収録で会うメンバーだったので、いつものように楽しくやらせて頂きました。 ラジオドラマだとスピードを少しゆるめて演じるのですが、今回は洋画の吹き替えの芝居に近いスピードで演じていますね。 ドラマ的な世界観の中での掛け合いや芝居がとてもスリリングで、楽しい現場でした。 3人のおじさんたちが頑張ってつくったドラマをぜひ楽しんで聴いて頂けたらと思います。
■郷田紀之役・東地宏樹さん(以下 東地)
今回、いっしょに演じるのが石塚さんと江原さんと聞いて、いったいどんなお話になるのかと思っていたのですが、思ったよりもふざけるところがなかったですね(笑 シリアスでワンシチュエーションのドラマだったので、演技に没入できました。 キャラクターも三者三様で、キャラクターどうしのパワーバランスというか、押し引きの部分もあって、ひとりの女性を奪い合うというシチュエーションもおもしろかったです。 よくできた台本で、演じていて楽しかったですね。
■石塚
じつは村西さんみたいな年上キャラって苦手で(笑 わりと若い人物を演じることが多いんですよ。 これまで演じた中でいちばん年上のキャラはオーキド博士くらいかな(笑 年配のキャラクターになると、それっぽいしゃべりにしなきゃいけないのかもしれませんが、おじいさんでもペラペラしゃべる人はいますからね。 僕なんか、60過ぎたのに、まだ高校卒業したくらいの気持ちでいますから(笑 あまり年齢やビジュアルに左右されずに演じたかな、と思います。
■江原
世界中を巡りながら随筆を書いているような身軽な男なので、軽めのキャラクターで収録に臨んでみました。 収録時の3人の中でのバランスもよかったので、甘利はそういう男なのかなと。 捉えどころがないところもあるので、もっと深度を出すようなところも必要かと思ったのですが、相手が女性なので重くなり過ぎてもダメですしね。 少し重くしてムーディーにし過ぎても、もとが軽いキャラなので別のキャラみたいになっちゃいますから(笑 でも、3人ともそれぞれ個性が強くて色とりどりで、バランスよく素晴らしい“3色弁当”になったなと思います!
■東地
郷田みたいにIT企業を起業している方って、45歳くらいの世代に多いらしくて。 こういう役を演じるのは初めてだったのですが、僕がちょうど46歳なので、なるほどと思いながら演じていました。 彼はもともと悪い人なわけではないですが、そうやってワンマンで仕事を第一としてきた人間なので、本作のような危機的な状況に陥ったときに人助けをするシーンで、人間味が見えておもしろかったですね。 でも、男だから、ほかの男性陣と対したときにはひともめあったりもして……。 尖っているように見えていても、極限状態では本心が顕になる、演じがいのある役でしたね。
■石塚
小学校の4年生か5年生のころ、まだ道路が舗装されていなくて、欄干が低くて土でできた橋があったんです。 その橋を自転車で渡ろうとしたとき、ぐらっと身体が傾いて、橋の下の岩と川が見えて……「あっ、いっちゃうかな?」と思った瞬間がありました。 あのときは危なかったですね。 でも、何かの力が働いたのか、「あと少し生きなさい」と言われたかのように、身体が戻って落ちずにすみました。 あと少しどころか、だいぶ長く生きちゃいましたけども(笑
■江原
僕は車を運転するのが好きなのですが、ある日、「今日は山道を走りたい!」と思い立って丹沢をドライブしていたんです。 林道をどんどん進んで行ったら、急に道がひらけたところに出て、急斜面だったので思わずハンドルをきったら砂利道で大きくスピンしてしまって。 スローモーションのように崖と空を交互に眺めながら、「あぁ、このまま落ちるのか、それとも崖にぶつかるのか……」と思っていたのですが、自然と身体が動いて逆ハンドルをきって、なんとか止まってことなきを得ました。 でも、その2日後に僕の友達が同じ場所で車を潰してしまって……何かに呼ばれたんですかねぇ。
■東地
僕はヨーロッパに旅行に行ったとき、パリの繁華街のモンマルトルで、ぼったくりにあいそうになったことがありました(笑 ガタイのいいお兄さんが3~4人出てきて、日本円に換算するとたぶん28万くらいの大金を払えと言われてしまって。 そんなに持ってないと言ったら、凱旋門の近くにキャッシュディスペンサーがあるから、そこでお金を下ろせと言われてタクシーで連れていかれたんです。 僕はもう逃げることしか考えていなかったので、履いていた靴をタクシーに脱ぎ捨てて、ドアを開けられた瞬間に猛ダッシュしました(笑 しばらく追いかけてきたんですが、金網みたいなところを裸足で越えたりして、なんとか逃げきりました。 あのときは本当に危機一髪でしたね。
■石塚
ドラマは3人で収録しましたが、聴いて頂いている方に4人目として、ドラマに入ってきてもらえたらうれしいなと思います。 ダミーヘッドのシチュエーションドラマは初めての体験だったので、どうしたらよいものかわからず、闇雲に演じました(笑 どういう方たちが聴いているのか手探り状態だったので、ノウハウもないまま思いっきり演じています。 皆さんが聴いてどういうふうに感じたのか、感想を聞いてみたいので、ぜひ送ってください。
■江原
今回はよく仕事をする、素敵な仲間と一緒にガチのドラマを演じることができて、とても楽しかったです。 ぜひ、このドラマの中に聴いている方も参加して楽しんで頂きたいですね。 貴女もひとりの出演者として、主人公のシチュエーションに気持ちを置いて頂けると、最後にはライブな感動を味わって頂けるんじゃないかなと思います。楽しんでください!
■東地
甘いセリフについては、「こういうふうに言われたほうが喜ばれるんじゃないかな?」と想定して、すごく無理してやりました(笑 聴いてくれる方たちのおかげでいまこうして演じられていると思い、頑張りました。 冷静に考えるとすごく恥ずかしいのですが……ぜひ聴いてやってください!